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未来へ続く道

青になったスクランブル交差点
一歩踏み出して人ごみ掻き分ける
都会の喧騒はまるでボクを包む透明なドーム
たった一人ここに放り出されたみたいだ

孤独の恐怖が圧し掛かってくるけど
芽生えた小さな勇気が支えてくれる
キミに貰った想い出を白い音符に変えて
歩調をリズムに歌いながら走り出そう

まっすぐに延びた道の上消えない足跡付けていこう
ボクはこの時代(とき)を生きてる
まだ未来へのトビラは見えないけれどきっとこれが
光り輝く夢に繋がっている


動き出した駅前発のバス
その中にはもう一人の自分
姿を目で追いかけて見送っていたボクはどうして
わずかな希望すらも乗せてしまったんだろう

道端に咲いた小さな愛をキミは
すくい取って一層大きく育ててみせる
突然降りだした雨の中で傘もささず
髪から滴る雫そのままに走り出そう

果てしなく続く道の上消えない証し残していこう
ボクはこの時代(とき)を生きてる
昔想い描いてた姿じゃなくてもきっといつか
素直に楽しんでる自分になれる


夜空に浮ぶ月を手で掴もうとするけど
どこまで行っても距離は縮まらない
だけど昔アポロ号は月に辿り着いた
走り続ければ叶わない夢なんてないさ


終わりの無い道の上消えないペンキで色を塗ろう
想い出を忘れないように
果てしなく続くまっすぐに延びた道の上消えない足跡付けていこう
ボクはこの時代(とき)を生きてる
まだ未来へのトビラは見えないけれどきっとこれが
光り輝く夢に繋がっている

走り出そう



In May 2007,written by yuu_kazahara