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贈りもの

もうすぐ会えるそう思うだけで
駅に向かう足が早くなる
信号待ちの時間がもどかしくて
早く変われと何度も念じた

空は晴れていて風が頬をかすめる
陽射しの様に暖かい雰囲気が
日曜の街を包み込んでいるよ
それがより気分を高めさせる

こんなにも逢いたいと思えた事は
今までになかった
これからも君と共に歩いて行きたい
ずっと好きでいるよ

素直になれずぶつかる事もあった
そんな時は決まって後悔する
ゴメンの一言が言いたくて
君の携帯に何度もかける

愛してるなんてくさいセリフは似合わず
たださりげなく手を差し伸べるような
たとえ気が付かなかったとしても
それが表現方法だから

いつまでも話していたいなんて事
今までになかった
陽の当たる並木道を歩いて行きたい
君と手をつないで

過去につらい事を経験していて
前に踏み出す勇気が無かったとしても
今は君が隣にいてくれるから
安心して進めるんだよ

こんなにもこんなにも、逢いたいと思えた事は
今までになかった
これからも君と共に歩いて行きたい
ずっと好きでいるよ

こんなにも優しい気持ちになれるのは
今までになかった
そしてこれからも君に届け続けるよ
心の贈り物を

In December 2002,written by yuu_kazahara